笊の水汲み あるいは日々の猫 ーfixxによるブログ的な何かー

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2009年11月17日(火) 14:31

DoubleTakeで遊んでみた



テキトーに撮った4枚を合成

DoubleTakeは、複数の画像を合成してパノラマ写真を作成するためのアプリケーション(Mac用)。
ときどき、この手のアプリケーションが試したくなる。
使い方は直感的で、ほとんどマニュアルは必要ない。
プロ用にはならないと思うが、お遊び程度なら問題ないと思う。

http://www.act2.com/products/doubletake.html

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2009年11月17日(火) 14:31

夢うつつ



土曜日の午後、やや風邪っぽいのを知りつつ撮影にでかけた。
水辺の兄弟たちがいる河岸で、急に体がつらくなり、護岸に横になる。
陽で暖まったコンクリートが心地よい。
水気を含んだ川風が眠気を誘う。
と、はるか遠く、河岸の河口付近で手を振るひとがいた。
見慣れない紺色の上下を着た人を、なぜだか私はK氏だと思った。
かつてこの河岸にに住み、今年初めに亡くなった水辺の住人である。
それほど親しかったわけではなく、会えば会釈をする程度の間柄だった。
手を振ったひとは、そのまま河口の角を曲がって消えた。
そのとき私は目を開けた。
そこには、わずかに曇り始めた夕暮れの空があり、
私はひとりきり。河口に人の気配などなかった。
水辺の兄弟猫が私を取り囲むようにして香箱を作っている。
手を伸ばすと、なかなか慣れなかった3匹のうち、1匹が初めて私のひざに乗り、のどを鳴らした。
ここはK氏の住まいのあった場所、この猫たちは彼の飼い猫だった。
風邪の熱が見せた夢にすぎないだろうが、不思議な感覚が川風のように通り抜けていった。

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2009年11月17日(火) 14:31

灯籠流し



まちなかの川で、灯籠流しがあった。
歴史があるものではないが、定着すれば歴史になるだろうから問題ない。
それよりも、歴史を持つものがないがしろなのが気にかかる。
選挙なんか、その権利を得るために血の歴史があったものだ。
小さな権利と思わず、大切にしないと悔いを遺しかねない。
ああ、でも、それなのに、夏場の選挙カーは暑苦しい…

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2009年11月17日(火) 14:31

2つの写真展



5月17日まで、渋谷のギャラリー・ルデコで2つの猫の写真展が開かれている。

「東京 猫語り」〜誰も知らない 猫たちの東京〜
「猫旅〜猫棲む街へ」写真展

一ヶ所で2つの写真展を観られる機会なんて、そうそうあるもんじゃない。
初日にお邪魔して堪能させてもらいました。

会場アクセス http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/map.html

常々、写真を撮ることはコミットする意思表示だと思っている。
当然ながら、他の方が撮った写真に感銘を受けることも同様の経験。
自分の視点とは違う、研ぎ澄まされた第三者の目を一度に体験できて楽しい一時を過ごせた。

まあ、そんなことは措いて、この2つの写真展はお勧め。

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2009年11月17日(火) 14:31

カラタネオガタマ



4月下旬から5月にかけて、どこからか甘い匂いが漂ってくる。
ハーブだと思っていたけど、どうも見当たらない。
そこで本気になって探してみた。
犯人は、カラタネオガタマ。
熟したバナナのような香りの花をつけるが、全体として地味なので気がつかなかったようだ。
中国原産、日本渡来は江戸期。
江戸の町にバナナの匂いがしていたわけか…。

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2009年11月17日(火) 14:31

9000km突破



このブログ開設とほぼ同時期に就航した自転車。
5月3日に走行距離が9000kmを突破。
よく走ってくれているし、なじみの猫たちは、この自転車の音を聞き分けているようだ。
もっと一緒にがんばりましょう。

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2009年11月17日(火) 14:31

サヨナラ、ちび


2006年12月17日


2007年1月7日


2007年4月8日


2007年5月13日


2007年7月29日


2008年7月5日


2009年5月10日

ちび、と呼ばれる雌猫がいた。
幼いときの栄養不足のせいか、片目が悪く、やせて小柄な猫だった。
初めて会ったのは、2006年の10月ころ。
他の猫とは離れ、ひとりで遊んでいた。
やがて、流れ者で暴れ猫の白茶トラを従え、
水辺の一角をテリトリーにするようになった。
今年4月ごろからか、もともと痩せていた体がいっそう細くなり、
5月に入ると姿をあまり見せなくなっていた。
そして5月10日、私を見てすり寄ってきたのが最後になった。
週半ばに保護され、獣医師の診療を受けたものの、
ちびのもともと丈夫ではなかった体は既に限界。
水すらも飲めなくなり、5月17日、医師の手で安楽死を遂げた。
最初に会ったときは、冬を越せないと思った。
あれから3年、お疲れさま。
またね。どこかで会おう。


パートナーだった茶白は、今日もちびを待っていた。
しばらくは探し続けるのだろう。

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2009年11月17日(火) 14:31

【里親募集終了】ソラちゃん(♀・推定8か月)







(仮名)ソラちゃん
 雌。推定4か月

 飼い主だった水辺の住人の移転に際して、何らかの原因で残されてしまったものと思われます。
 現在は、ボランティアの方が給餌しています。
 小柄で顔の小さい美人。人懐っこい性格で、寂しがりです。

関連記事 残されたもの



里親希望の方、お問い合わせ等はページ左のメールフォームからご連絡ください。
(左側メニューが表示されていない場合は、お手数ですがトップから入り直してください。)
※直接現地でのお渡し、即日の引き渡し等は考えておりませんので、予めご了承ください。


現在、ボランティアの方が一時保護し、飼い猫トレーニング中です。
人によくなつきますが、他の猫との共同生活には慣れていないため、多頭飼い’の場合は先住猫との相性が問題になるかもしれません。
※保護中の診断結果を受けて、推定年齢を変更しました。


6月14日
里親さん決定しました。
ありがとうございました。

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2009年11月17日(火) 14:31

うさぎちゃん通信

「うさぎちゃん」の里親さんから、現況写真を送っていただきました。
掲載許可を頂きましたので、こちらで紹介します。

ちなみに現在は、うさぎちゃんではなく「ナナちゃん」。
甘えっ子で、布団の上でゴロゴロ(ぐふぐふ)言いながら寝ているとか。









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2009年11月17日(火) 14:31

好事魔多し







午後3時、朝からの雨が止んだ。
洗われた空と日差し。
とかいってたら、レンズが故障。
(3枚目を撮った時点で、ズームがロックしています)
バックアップの同等品を取りに帰るはめに、
苦労かけてるからなあ…修理費いくらだろ…。

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2009年11月17日(火) 14:31

瓦礫

もはや、いかなる修辞、メタファーの必要もなかった。
今日そこにあったのは、決定的なやさしさの欠如であり、回復不能に失われた人間性であり、貧しい想像力であり、私たちの生きる時代の残念な輪郭にすぎなかった。

4月9日を期限として退去を命じられていた水辺の住人たちの家は、ことごとく引き倒され、積み上げられた残骸になっていた。


引き倒され、積み上げられた家


猫の遊び場跡


生活の痕跡


ただ一匹で瓦礫を眺めていた


この猫にとっては、それでもまだ家なのか




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2009年11月17日(火) 14:31

訃報

今週末、猫シェルターを設置したハウスで生活されていたホームレスの方が亡くなられた。
少ししかお話する機会はなかったが、写真は沢山撮らせて頂いていた。
主が不在となったことで、ハウスも解体撤去されてしまうのではないだろうか。
春分の日、暖かく晴れたなか、周辺に眠る猫たちは喪に服しているかのように見えた。


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2009年11月17日(火) 14:31

ここでなければ、ね?





高架脇で見かけたストリートアート。
ここでなければ、ちゃんと作品だったのにね。

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2009年11月17日(火) 14:31

特別清掃



水辺の猫たちが住む一角にあるホームレス住居。
そこに貼られた張り紙は、これが誰かの住まいであることを認めず、放置された物であることを宣言している。
月初めの警告は、月末までの退去を促している。
既に一軒のハウスは住人の手で半ば解体され、その木材は焚き火で燃やされていた。
こうした立ち退きについて調べてみたら、「特別清掃」という言葉に行き当たった。
どうやら、この言葉は他の場所で行われた同様の事業名であるようだった。
これに対し、軽々しく意見を言うことはできない。
ただ、今は見たことを覚えておこうと思う。

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2009年11月17日(火) 14:31

残されたもの







ひとが去った後に残された。

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2009年11月17日(火) 14:31

里親募集終了:うさぎちゃん













年齢:推定6か月
性別:雄
白黒ブチの愛嬌のある顔立ち、短い尻尾で活発に遊ぶ様子から「うさぎちゃん」と呼ばれています。
人懐っこく、軟らかい毛並みの雄猫です。
河岸に暮らす飼い主が亡くなり、住み家も4月中旬には解体撤去されてしまいそうです。
里親になって頂ける方、よろしければ左のフォームからご連絡ください。

(トイレしつけ、ワクチン等は未だ行われていません)



そう、この子です。


里親希望の方からご連絡を頂きましたため、一度募集を打ち切らせていただきます。
ありがとうございました。

(4月13日追記)
本日、里親希望の方との対面が無事終了。
なんと、うさぎちゃん、相手の方の膝の上で眠るという必殺技を繰り出し、里子に決定したとのことです。
ただものじゃないと思ってたよ>うさぎちゃん(笑)

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2009年11月17日(火) 14:31

空っぽの森



アメリカデイゴの下には、たくさんの猫がいた。
暑い日は枝に登り、雨の日は根元に身を寄せていた。
去るもの、家を見つけたもの、道を先に行ってしまったものがいて、
それからアメリカデイゴの下には、誰もいない。
空ろな森の木の幹に、爪の跡だけが残っている。
鳴く声も、駆け寄る影も不幸も罪もない。
これはいいこと?

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2009年11月17日(火) 14:31

冬の景色は綺麗だけども



「どこか暖かい場所知らない」
夕刻、年末に会社が倒産しホームレスになったという人に声をかけられた。
5日までは仕事探しもできず、同じホームレスの多い場所を探し、野宿でしのぐという。
「あまり酒は飲まないんだけど、ウイスキーのポケット瓶でも買おうかと思ってる。夕べは着込んでいても耐えられないほど寒かったから」
酒を売る店の場所を教えると、「悪かったね」と手を振って去っていった。

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2009年11月17日(火) 14:31

ちょっとサヨナラ



みけさんは、ここ1年ほど口内炎を起こしたまま。
寒くなってきたこともあり、
成人の日にシェルターに移すことに決定。
そのお手伝いとして、抱き上げてキャリーに入れる役をさせていただいた。
すんなりキャリーに入ったけど、そのあとはちょっと不安で鳴いたかな。
元気になって、テリトリーに戻ってくるまで、ちょっとサヨナラ。

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2009年11月17日(火) 14:31

今年はじめての桜



まだ梅も全て咲きそろってはいないのに、もう桜が咲いているのを見つけた。
咲きはじめとはいえ、まだ2月。先週の夏日の影響だろうか。

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