笊の水汲み あるいは日々の猫 ーfixxによるブログ的な何かー

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2009年11月17日(火) 14:27

ぐるり



勢いをつけて、
舳先をめぐらす。
行きたい場所はひとつじゃないのに、
この身はひとつ。

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2009年11月17日(火) 14:27

鏡像



鏡に映るものもまた、影のひとつ。

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2009年11月17日(火) 14:27

行ってみようか



何があるのか知らないけれど、
何もなくても行ってみようか。

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2009年11月17日(火) 14:27

あらゆる自分とともに



あっちとこっち、
至るところ散らばった自分のかけら。
とにかく一緒に何かがはじまる。

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2009年11月17日(火) 14:27

見るなら



見るなら、いまを。

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2009年11月17日(火) 14:27

風と雨と闇



毛の奥まで入り込む冷気。
雨や風、夜の闇、
それらが全て凍りつく冬は、
きっと悪いものだ。

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2009年11月17日(火) 14:27

影法師



ついてくる、
ついてくるな。
似ている、
似ていない。
ついてこい。

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2009年11月17日(火) 14:27

家族



別に特別なことではない。
そう思うことが、
言い知れない傲慢であったと?

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2009年11月17日(火) 14:27

別に?



たとえ、世界の厚みがとんでもなく薄く、
一歩ごと大地がたわむとしても、
そんなこと、なんでもない。
寝ころんで、みあげてみればいい。

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2009年11月17日(火) 14:27

いつもの場所



いつもの場所にいる。
待っているわけじゃないけれど、
ここにいれば誰かくるに違いない。

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2009年11月17日(火) 14:26

あしおと



歴史や季節、長い年月。
そんなの本当はどうでもよくて、
大切なのは今日や明日。
またね、と言える短い時間。

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2009年11月17日(火) 14:26

届かない



可能性や違う世界が見えるのに、
ちょっと遠い?
いや、届かない。

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2009年11月17日(火) 14:26

この場所



ここ、自分。
全てがそろっている、いま。
この場所こそが存在であり、
ほとんど、僕だ。

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2009年11月17日(火) 14:26

冬の対話



幾度も幾度も確かめる。
木陰や岩の上、水辺まで試したうえで、
冬を知る。

寒さなんて、どうにでもなるさ。
生きていれば巡ってくる季節なんだから。

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2009年11月17日(火) 14:26

会談



話し合うことより、顔を見合わせることが重要。
生きていくため、ぎりぎり必要な互いへの信用のため。

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2009年11月17日(火) 14:26

囚われた時間



歴史のなかの短い時間。
それのみでは何も表さないまま、
意味に囚われている。

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2009年11月17日(火) 14:26

おかしな場所



どんなに奇妙に見えても、
ここが落ち着く場所。

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2009年11月17日(火) 14:26

視線の先に



目を向けた先に見たいものがある。

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2009年11月17日(火) 14:26

消えた歓声



楽しげな声が去った後、
少しだけ大地は冷える。

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2009年11月17日(火) 14:26

こころのかたち



互いを見る、歩み寄る、言葉を交わす。
そのとき、あらわになる姿。

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