笊の水汲み あるいは日々の猫 ーfixxによるブログ的な何かー

2009年11月17日(火) 14:31

写メと写真の違い

写メと写真は何が違うのだろう。
携帯のカメラは著しく進歩しているから、ハードによる違いは無視していいと思う。
問題は写真を撮っているという意識の有無かもしれない。
一概には言えないが、写メを撮る人には、先に構図を決めて撮影している人のフレームの中に無頓着に入ってくる人が多いと感じる。
携帯の小さな液晶表示に集中して回りが見えていないとか、体から遠く手を前に伸ばした撮影フォームとか、いろいろ原因はあるのかもしれない。
しかし、最大の原因は、写メを撮る人がカメラを構える意識になっていないことにあるのではないかと思うのだ。
面倒なことは言いたくないが、それなりに準備して撮影している最中に、いきなりフレーム内に手を突っ込んで写メを撮られるとがっかりしてしまう。
一眼レフだろうと携帯だろうと、立場は同じ撮影者だと思うんだけどな。

付記
なんでこんな面倒なことを書いたかというと、先日、銀座の猫を撮ったとき、中猫になりかけの三毛が自転車の後輪で爪を研ごうとしている光景に遭遇したからなんです。
後輪に爪をかける、タイヤが回る、あわてて爪をかけなおす…と、まるで糸でも紡いでいるような様子を撮ろうと、カメラを調整しながら構えていたわけです。
すると、いきなりフレーム内に携帯を持った手がつっこまれ、猫は逃げる、私はのけぞる…。
猫と私の間は約2メートルあったから、携帯の主は他の人間が写真を撮ってるなんて気づかなかったんでしょうね。

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