笊の水汲み あるいは日々の猫 ーfixxによるブログ的な何かー

2009年11月17日(火) 14:31

空っぽの森



アメリカデイゴの下には、たくさんの猫がいた。
暑い日は枝に登り、雨の日は根元に身を寄せていた。
去るもの、家を見つけたもの、道を先に行ってしまったものがいて、
それからアメリカデイゴの下には、誰もいない。
空ろな森の木の幹に、爪の跡だけが残っている。
鳴く声も、駆け寄る影も不幸も罪もない。
これはいいこと?

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