笊の水汲み あるいは日々の猫 ーfixxによるブログ的な何かー

2010年10月6日(水) 03:08

突然の別れ

パーツ交換のため自転車を預けていたショップから電話があった。
朝、納品のために目を離した数分の間に、自転車が盗まれてしまったという。
なんであんなに癖のある車体を選んで盗んだのだろう。
あれは猫たちを撮り始めたときから乗っている自転車で、相棒だった。
ほとんどのパーツは河川敷や砂地、土手を走るために選んで交換し、フレーム以外オリジナルパーツは残っていない状態だった。
たくさん思い出はあるが、それは私が乗っていたからで、他人にとっては意味のないこと。ただの自転車である。
ショップはできるだけ近い形の自転車を作ってくれるという。
もちろん同じものはもう作れないけれど。
14,240キロ、よく一緒に走ってくれたものだ。
いま誰の許にあるのか知らないけれど、ちゃんと走ってくれているといいな。
さよなら。

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