笊の水汲み あるいは日々の猫 ーfixxによるブログ的な何かー

2009年12月5日(土) 22:19

さよならイチノ















額に薄墨の模様、きれいなオッドアイの白猫。
イチノこと一の姫。
利かん気で、出会った頃は爪を立てられたりしたけど、いつも走ってきて挨拶してくれた古馴染。
ここ1か月ちょっと見かけなかったが、今日、その消息を聞いた。
元気がないのを見て、猫好きな方が病院に連れて行ったところ3つの疾患がみられ、診療の翌日に無くなったとのこと。
10年前後、水辺に住み、広大なテリトリーと仲間を抱えていたのだから、外猫としては十分に生きたといっていいのだろう。
長患いもせず、最後は畳の上で死ぬこともできた。
やっぱり姫だったんだな。



12月6日附記:

不思議なことというのはあるもので、今日の夕方、偶然の展開でイチノの最後について直接お話を伺うことができた。
衰弱した猫がいると聞いたボランティアの方のご主人が、公園からイチノを抱いて帰り、獣医に診察を受けたところ、急性肝炎を含む3つの疾患があり、回復は望めなかったとのこと。
翌日亡くなり、病院で荼毘に付されたということだ。
物事を神秘化するのは考えものだが、偶然とはいいつつ、こんなに早く詳細が伝えられるというのは、イチノが心配するなといっているように思えてならない。

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