笊の水汲み　あるいは日々の猫　ーfixxによるブログ的な何かー

植え込みの猫（上の写真）を撮り、駅へと向かう。
公園から続く高架下の通路に何度か見た猫たちがいた。
なんだか様子が変だ。
その脇の駐車場の真ん中で、若い猫が死んでいた。
車に轢かれ、横たわっている。
この場所では数日前にも事故で死んだ猫がいると、ボランティアの方のブログで読んだばかりだった。
もうすぐ食事の時間だ、このことを伝えなければならない。
正直、猫が死んでいることを伝えるのは辛かった。

実のところ、今日この公園に行くつもりはなかった。
このところ、昨年末に死んでしまった外猫のイチノが肩を爪でつつくことがあり、そんなときは新しい猫に出会ったりしている。
今日もイチノがつつくので、ちょっと立ち寄ることにしたのだった。
ここに来たことなんかなかったのに、よくわかったね。
そっか、お前ももういないんだもんな。

顔役？
いえいえ、ちょっとお世話をさせていただいているだけ。
そんな大層なものではありませんよ？

忙しいんだ。
誰だか知らないけど、またこんどね。

違う場所で昨日のみけさんに出くわす。
もう覚えてくれてたみたいだった。
たいして興味はなさそうだけれど。

ほらほら、
あんなに遠くに細長い空。

朝の裏通り、
行き交うひとの顔を確認するように眺める。
この場所が街の主の居場所。

春はいいものなんだって、
母猫が前にいっていた。
いつくるのかな？

銀座の路地裏、
小さな猫だまり。
お気に入りのスクーター。
ヒトがつくった街だからって、
全部ヒトのものにはなりませんよ？
用がなければお引き取りください。

猫は花になんか関心がない。
そうなのかな。
むかし家にいた大きくて優しい猫のkittは、
小さな女の子に貰ったコスモスをくわえ、
意気揚々と帰ってきたことがある。
花園の猫たちにしても、
ほかでもない花の傍らにいるのは、
なにか意味があることなのかもしれない。

やっと乾いた場所を見つけたぞ。

水銀灯に照らされて、雨のなか、
何かを待っている。
来るのかな？

雨だって、冷たくたって、
遊ぶときは遊ぶんだ。

どこへ隠れるのか、出てこないときは絶対に見つからない橋ミケ。
逢いたいときは、あちらから声をかけてくる。

雨足がまた強くなってきた。

連日の雨と寒さは腰にくるね。

なあ相棒。
どっちかが餌とってくるってのはどうだろう？