笊の水汲み　あるいは日々の猫　ーfixxによるブログ的な何かー

西からの冷たい風、
暗い空。
ゆるくしなう木々と水の匂い。
河を越えて雨がくる。
驟雨に驚かされるな。

気まぐれのように繰り返す時間。
まるで同じような、はじめての光景。


３年前、この水辺で会った猫たち。
その半数はもういないけれど、同じ役を振られたような姿が、いまここにある。
そして、かつての主役たちも戻った。
さあ、再演だ。

夕暮れ。
ひどく曖昧な輪郭になっていく
僕たち。
短すぎる一日を
いくら積み重ねたって、
なにかを知るには
まだ足りない。
日が沈む。

ん？なんか来るな。



なんだ、自転車か。



またきたな？



うひゃ〜！



ドキドキ。

見ない顔ですね？
ここは僕のテリトリーなので気をつけてください。

みけさん、最近木登りにハマる。



初心者なので、高さはこんなもの。

どなたですか？



小さな社に参拝中？

橋ミケ、今日はぬくぬく。



は〜、あったかい。