笊の水汲み　あるいは日々の猫　ーfixxによるブログ的な何かー

そこのひと！
もう日が暮れる！
時間に届かない短い手でも、
あんたの目には届くに違いない。

今日からここは俺のテリトリー！


ほんとに？


ごめんなさい、うそです。

ざわつく午後、
ほんのちょっと隠れてみる。

困難に立ち向かう最大の武器は無垢かもしれない。

（棄てられた４匹の兄弟）

（10月13日追記）
　10月12日、４兄弟のうち２匹が里親希望の方に引き取られたそうです。

ささくれた木が、まるで
爪の延長のようだ。
忘れてた。
感覚って、楽しいものだよね？

きょうは注意深く、
夜に加担しない。

あるべき姿、あるべき幸せのまま、
おおきく伸びをする。

しくみがどうなってるか、
そんなこと知らない。
舞台がくるりとまわるように、
季節がいれかわったんだ。
ちくちくする草の時代に。

ここではない場所。
今ではない時間。
うつらうつら、
そんなもののなか。

猫だって巣ぐらいつくれます。
このとおり。

ここが世界の頂点。
誰も登ってきてはならん。

もうじき帰ってくるから、
待つのでなければ帰ってください。

どれだけ多くのひとが誤っても、
正しいやりかたが失われることはない。
それを切符に、
遠く旅することだってできる。

あらゆる光景のうち、
持ち帰ることができる限りのもの。
こぼれてしまう記憶。

戻ってくる場所はここ。

関係はバランス。
停滞する前に、
声を上げてみる。

しだいに道が分かれていくようで、
歩みを緩めてみたくなる。

ちょっと目をはなした隙に、
新しい季節が始まる。

いつだって、ほしいものには手が届かない？
そんなことない。
待つ時間なら、まだいくらもあるさ。