笊の水汲み　あるいは日々の猫　ーfixxによるブログ的な何かー

街だろうと
森だろうと
本質は変りはしない。

のばして、
まるめて、
ひっかき、
ひろげる。

澄んで鋭く、
つめたい風。
とがった影。

これから近所で集会です。


どこで逢っても挨拶は基本。


なにやってんだか？


これがだいたいの暮らしです。

寒波到来。
白猫の一大勢力・北条一族はすっかり冬仕様。
脂肪をため込んだ、まんまる猫になった。

見上げれば、
空に囚われた鳥ばかり。

すみません、兄が目立ちたがりで！


う〜ん、顎を引いたほうが写りがイイかもだな？

こっちからは見えるけど、
きみは？

11月10日の写真を境にぶち先生を誰も見ていない。
テリトリーが移ったのだろうか？
切られた傷も完治し、ほかにどこか悪い様子もなかったのだが…



テリトリーが一緒だったチビトラ、何か知らないか？

視線を上げて見てやろう。
季節ってのをさ。

４匹が棄てられ、２匹が拾われた。


おとぎ話とかで、兄妹で森にいると、ろくなことにならないんだよな。


お兄ちゃん、わりとビビリだもんね？

風が吹くと
通りからは誰もいなくなり、
僕だけが残った。

ん〜〜〜〜〜！

冬支度もしないうちに


足元から季節が迫ってくる


これはどんな罰ゲーム？

どれが冬の色だろう？

雨の日。
空から隠れて、
じめつく大地からも遠い。
居場所はここ。

夏は暑く、
冬は寒い。
でも、ここが家。

日に傾いた大地。


家へ続く坂道。